概要
ドローンを操縦する場合,例えば,ドローンレースでは,トンネルを潜り抜けるような操縦が要求される.また,ドローンを用いた写真撮影では,ドローンを特定の場所まで運び,カメラの画角に被写体を収める必要がある.これらの操縦には,ポインティング,ステアリング,クロッシングが含まれていると考えられる.本稿では,ドローンの操縦とポインティングに焦点を当て,ポインティングの要因であるターゲットまでの距離とターゲット幅がドローン操縦に影響を及ぼすかを調査し,フィッツの法則についても検証した.その結果,ターゲットまでの距離とターゲット幅がドローンの操縦時間とエラー率に影響を与えることが示された.また,フィッツの法則への高い適合度は示されなかったが,さらなる検証のための実験設計を示した.
書誌情報
書誌名
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻
2018-HCI-179
号
1
ページ
1-6
発行日
2018/08/13
ISSN
2188-8760
引用時の表記
山田開斗,薄羽大樹,宮下芳明.ドローン操縦におけるポインティングの評価,研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),Vol.2018-HCI-179,Issue.1,No.1,pp.1-6,2018.