予稿集

Motor WidthとVisual Widthの差を考慮したポインティングのモデル

概要

GUI上では,ナビゲーションバーのようにクリック可能領域の大きさ(Motor Width)と見た目の大きさ(Visual Width)が異なるターゲットをポインティングする場面がある.そのようなインタフェースでは,カーソルがアイテムにのってからアイテムがハイライトされるまで,ユーザはMotor Widthを正確に認識することができない.そのため,必要以上に慎重に操作したり,既にクリック可能であるにもかかわらず無駄にカーソルを動かしてしまうことが考えられる.本研究の実験では,Motor WidthとVisual Widthに差があり,かつターゲットと非ターゲットが存在する状況でポインティングを行う.実験の結果,参加者の操作時間はMotor Widthに強く依存し,Motor WidthとVisual Widthの差によってわずかに操作時間が増加することが分かった.また,実験結果を元に,Motor WidthとVisual Widthの差を考慮したポインティングのモデルを構築し,本実験の結果だけでなく先行研究の実験結果においても高精度に操作時間を予測可能であることを示した(R^2 > 0.91).そして,実験結果と提案モデルを元に既存のインタフェースの改善を提案した.

書誌情報

書誌名

インタラクション2019論文集

ページ

122-130

発行日

2019/03/06

引用時の表記

薄羽大樹,山中祥太,宮下芳明.Motor WidthとVisual Widthの差を考慮したポインティングのモデル化,インタラクション2019論文集,pp.122-130,2019.

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