概要
本稿では,視線追跡装置を搭載したHMDと眉間の動きを利用し,VR空間内においてドラッグ&ドロップ操作可能な「目掴み」を提案する.ドラッグしたいオブジェクト上で眉間を寄せ,オブジェクトを選択し,そのままポインタを動かし(ドラッグ),目的の領域上で眉間を離す(ドロップ)手法である.実験の結果,操作時間はターゲットまでの距離とターゲットの直径に影響し,エラー率はターゲットの直径に強く依存することが分かった.また,評価実験を踏まえ,システムの改善案を示した.
書誌情報
書誌名
インタラクション2019論文集
ページ
193-198
発行日
2019/03/06
キーワード
視線追跡 / アイトラッカー / VR
引用時の表記
池田沙厘奈,薄羽大樹,宮下芳明.視線追跡HMDと眉間を用いた「目掴み」の評価,インタラクション2019論文集,pp.193-198,2019.