研究報告

筝演奏における向こう指の移動戦略推薦システム

概要

筝の弦を右手の親指で弾く際は,支えとして「向こう指」と呼ばれる右手の人差し指,中指,薬指の3 本を弦上に置く.向こう指を適切なタイミングで適切な位置に置くことによって安定してしっかりと良い角度で弦を弾くことができるため,演奏の質の向上や効率的な上達につながる.右手の親指は最も使用頻度が高いため,向こう指は筝演奏において重要な要素であるが,筝譜には向こう指の記載はなく,その記譜法も存在しない.また演奏者によって弾きやすい向こう指の位置が異なるため,経験的に習得するしかない.本研究では,演奏の質の向上や効率的な上達を目的とし,演奏者に合わせて向こう指の移動戦略を推薦するシステムを提案する.筝経験者および筝初心者による提案システムの性能評価を行った結果,両者ともに演奏の質や弾きやすさが向上することが示された.

書誌情報

書誌名

研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

2019-HCI-182

32

ページ

1-8

発行日

2019/03/11

ISSN

2188-8760

キーワード

筝 / 向こう指

引用時の表記

土井麻由佳,宮下芳明.筝演奏における向こう指の移動戦略推薦システム,研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),Vol.2019-HCI-182,Issue.32,pp.1-8,2019.

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