研究報告

Valve Icon: オーバーシュート後に生成される壁を用いたポインティング高速化手法の提案

概要

Graphical User Interface では,ボタンやウィンドウなどのターゲットにカーソルをあわせクリックすることで,そのターゲットを選択できる.この操作を行う際,カーソルを高速で動かすとターゲット上を通り過ぎてしまう「オーバーシュート」が発生する.そのため,ユーザはターゲットの大きさに対して適切な速度で操作する必要があり,また,オーバーシュートしてしまった場合には,再びターゲットにカーソルをあわせなければならない.本研究では,オーバーシュート後にターゲットの輪郭に壁を生成し,2回目のオーバーシュートを防ぐことで操作時間を短縮する「Valve Icon」を提案する.Valve Iconでは,ターゲット上にカーソルがあるとき,生成された壁にカーソルが衝突し停止するため,2回目のオーバーシュートを防ぐことが可能である.そのため,1回目のオーバーシュートの発生を恐れることなく,カーソルを高速に操作できる.従来手法との比較実験の結果,アイコン間の間隔が広い場合,提案手法はエラー率を増加させることなく操作時間を短縮できることがわかった.また,ターゲット幅が小さく間隔が狭い場合には,提案手法の操作時間は増加した.これらの実験結果をもとに,アプリケーション例を提案した.

書誌情報

書誌名

研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

2019-HCI-185

23

ページ

1 - 8

発行日

2019/12/11

ISSN

2188-8760

引用時の表記

木崎駿也,薄羽大樹,山田開斗,宮下芳明.Valve Icon: オーバーシュート後に生成される壁を用いたポインティング高速化手法の提案,研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),Vol.2019-HCI-185,Issue.23,pp.1 - 8,2019.

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