概要
MAGIC Pointingは注視位置にカーソルをワープさせ,その後に手動入力デバイスによりカーソルを動かすことで,速い移動と正確なポインティングを可能とする.
ポインティングの操作時間は Fitts' Lawによって予測可能であるが,MAGIC Pointingは Fitts' Lawには適合しないことが知られている.
本研究では,Fitts' Law,Two-Part Model,Zhangらのモデルを比較し,MAGIC Pointingの操作時間を最も正確に予測するモデルはZhangらのモデルであることを示した.
この結果より,MAGIC Pointingを用いたインタフェースを設計する際,未知の条件下において,従来のポインティング手法とMAGIC Pointingの操作時間を比較することが可能になった.
書誌情報
書誌名
研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)
巻
2020-HCI-187
ページ
1-7
発行日
2020/03/17
引用時の表記
島田雄輝,薄羽大樹,宮下芳明.MAGIC Pointingの操作時間予測モデル,研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),Vol.2020-HCI-187,No.22,pp.1-7,2020.