研究報告

2次元ポインティングにおけるValve Iconの性能評価

概要

Valve Icon とは,オーバーシュート後にターゲットの輪郭に壁を生成し,カーソルが壁に衝突することでターゲットの上に停止し,2 回目のオーバーシュートを防ぐ手法である.先行研究では,1 次元ポインティングタスクにおいて,ターゲット幅が小さく,アイコン間の間隔が広い場合に,Valve Icon は操作時間を短縮できることが明らかとなった.しかし,実際の Graphical User Interface 上のターゲットは 2 次元である.2 次元ポインティングタスクでは,ターゲットの周辺にある非ターゲットを避けながら,ターゲットを狙うことも可能である.そのため,2 次元ポインティングにおいて Valve Icon を用いた場合,非ターゲットをオーバーシュートした場合でも,生成された壁に衝突することなくターゲットをポインティングでき,操作時間の短縮が見込める.円形のターゲットをポインティングする実験を行った結果,Valve Icon が従来手法よりも速く,正確にポインティングできる条件は存在しなかった.しかし,ターゲットの幅と高さが異なる条件で実験を行ったところ,非ターゲットが存在せず,高さが大きいターゲットであれば,Valve Icon は操作時間を短縮できた.

書誌情報

書誌名

研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

2020-HCI-187

32

ページ

1 - 7

発行日

2020/03/09

ISSN

2188-8760

引用時の表記

木崎 駿也,薄羽 大樹,山田 開斗,宮下 芳明.2次元ポインティングにおけるValve Iconの性能評価,研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),Vol.2020-HCI-187,Issue.32,pp.1 - 7,2020.

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