研究報告

ノッチがポインティングの操作時間に与える影響

概要

MacBook Pro(2021)にはディスプレイの上端中央にノッチ(描画が行われない黒い領域)が配置された.デフォルトのカーソルサイズの場合,このノッチとカーソルが重なると,カーソルの全部もしくは一部が隠れてしまう状況が観察された.このような状況下では,ユーザはノッチ内でのカーソルの位置がわからなくなったり,カーソルを見失ってしまったりする可能性がある.それにより,ノッチを回避する経路をとったり,ノッチ付近で慎重に操作したりすることで操作時間が増加するかもしれない.本研究では,画面上端にあるターゲットから,同じく画面上端にある他のターゲットを選択する場合(例えば,メニューバーの「ファイル」項目を選択後,「検索」項目を選択する場合),ノッチが操作時間に与える影響を調査した.結果,本実験条件のうち,ノッチがターゲットの間にある条件では,操作時間が約 11.8% 増加することがわかった.

書誌情報

書誌名

研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)

2022-HCI-199

2

ページ

1-8

発行日

2022/08/15

引用時の表記

大塲洋介,宮下芳明.ノッチがポインティングの操作時間に与える影響,研究報告ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI),Vol.2022-HCI-199,Issue.2,pp.1-8,2022.

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