概要
本稿では,AI の文章生成言語モデルによって論文の概要から「不採択コメント」を生成し,それに学生と教員が一緒に向き合うことによる研究指導を提案する.実装したシステムは Slack Bot であり,文末に「なーんてな」といった言葉を追加することによって表現の威圧感を緩和して,実際に学生が読んだときの精神的なダメージを低減する.動作テストでは,10 の不採択コメントで役に立っ たと思える点があるものは7つで,中には新しいアイデアまで提供するものがあった.これを実際に 当研究室での研究指導に活用する計画である.
書誌情報
書誌名
第30回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS2022) 論文集
ページ
1-3
発行日
2022/12/08
キーワード
研究指導 / AI
引用時の表記
宮下芳明,大友千宙. AIが生成する不採択コメントを用いた研究指導,第30回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ (WISS2022) 論文集,pp.1-3,2022.