論文誌

Motor WidthとVisual Widthが異な状況下でのポインティング性能

概要

GUI(Graphical User Interface)上では,ターゲットが持つMotor WidthとVisual Widthが異なる状況が存在する.例えば,ナビゲーションバーのアイテムをクリックするとき,ユーザはアイテム中のテキスト(Visual Width)をMotor Widthだと信じ,カーソルを操作する.しかし,カーソルがアイテムの周辺に到達すると,アイテムの背景のハイライトやカーソルの形状変化によって,初めてMotor WidthがVisual Widthよりも大きかったとユーザは知覚する.このような状況下では,ユーザの反応が遅れたり,ターゲット内でカーソルを余分に動かしてしまう可能性がある.本研究では,Motor WidthとVisual Widthの差の影響を調査するために3つの実験を行った.その結果,ユーザはMotor Widthを元にポインティングの動作を決めていることが明らかになった.また,Motor WidthとVisual Widthに差がある状況下では,ユーザの反応が遅れることが分かった.

書誌情報

書誌名

情報処理学会論文誌

60

4

ページ

1184-1199

発行日

2019/01/31

引用時の表記

薄羽大樹,山中祥太,宮下芳明.Motor WidthとVisual Widthが異なる状況下でのポインティング性能,情報処理学会論文誌,Vol.60,Issue.4,pp.1184-1199,2019.

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